補聴器生活
2012年8月。
当時、建築現場(屋外)での仕事もしておりました。
そして思います。片耳が聞こえないのは都合が悪いと。
・音のする方向がわからない
(人・重機・作業音が本当の方向からではなくすべて右側から聞こえる)
・騒音下では会話がなりたたない
・集中力が保てず、注意散漫になる
こんな状態で建築現場で働くと自分、しいては周囲の方に怪我をさせてしまうと思い補聴器の購入を決意しました。
結構するのね・・・
補聴器。まだまだ先の話だと思っていましたが、これで仕事が続けられるならと思い決意しましたが・・・。
〇十万円!超一流メーカーの物は本当に手が出ず。
予算の中でいろんな機能がついている良いものをといろんなお店で相談した結果、
【ベルトーン アライ3】の耳にかけるタイプになりました。
ベルトーン アライ3
こんな感じの商品!
・難聴レベル軽度~重度まで対応
・雑音抑制
・言葉だけに特化する事ができる
・突発的な大きな音をカットできる
・音量調整
などなどを個人に合わせて調整可能となっている。
価格の違いってなんだ?
補聴器といっても本当に価格は数万~〇〇〇万の物もある。
この価格のちがいについて説明しよう。
とにかく、どんな音でも拾って音を増幅させる集音器のようなものは安価。
必要な音を選別し、よりクリーンな音質で自分の元の耳に近づけられるものは高価となっています。
週一での調整
私が購入した補聴器では週に1回の調整を3か月程行って昔の自分の耳に近づけていくものでした。
1週間分の音のデータがあり、行動がなんとなくバレそうなデータでした。
・作業中のこういった音はいりますか?
・家での音はこれくらいでも不自由ないですか?
などなど本当に細かく、自分に必要な音といらない音を取捨選択していく地道な調整。そして現状でこれが良いと思える調整が整い本格始動!
落とし穴
嫌な音が入ってこない分、健常な耳よりも快適だと感じるほど良い!
これで建築現場でもいける!とおもっていた矢先・・・。
本体の防塵防水は完璧なのですが、屋外の作業。雨や雪の日もあります。
その雪が耳で溶けて毛細管現象により耳の穴の中に水が浸入!
強烈なめまいが起きる!ことが冬場は頻発。
あとは自分の快適さを求めすぎたため、周りの音をカットしすぎて重機との接触などもありました。
なによりもヘルメットとの折り合いが悪く落として故障が半年で3回ほど。
結局は建築現場での作業は補聴器があっても不可でございました。
そしてコスト的にも予算ギリギリのローンで買ったのも良くなく、
電池代金などもあり財布も苦しく。
そうなると補聴器の出番は無く、2022年9月では置物になっています。
まとめ
・補聴器で元の耳を取り戻せるという希望がある!
・健常者の耳よりストレスフリーも目指せる。
・人が多いところでも気兼ねなく歩ける。
・屋外での激しい作業には向かない。
人間にも向き不向きがあるように補聴器も万能ではないです。
購入検討に時点で自分の生活、仕事をしっかりとイメージして相談してから購入しましょう!